東京女子医科大学病院で、研究目的で集めた患者約100人分の情報を保存したノートパソコンが盗まれました。患者IDや基礎疾患名、血液検査データなどが含まれ、氏名や連絡先は含まれていません。倫理審査を経ずに研究に使った可能性も判明し、大学は8月に倫理指針の不適合として報告しています。
事故の概要
- 漏れたもの
- 性別
- 健康の情報
- その他
- 件数
- 100件約100人分
- 誰の情報か
- 利用者(会員・顧客)
- 状態
- 可能性あり
- 原因
- 紛失・誤廃棄
- ドメイン
- twmu.ac.jp
経緯
- 検知—
- 初動対応—
- 公表2/21
- 調査結果8/4
- 再発防止策—
公表2025年2月21日
東京女子医科大学病院は、2月初めに患者の個人情報を保存したノートパソコンが盗まれたと公表しました。関係省庁に報告し、警察に被害届を出しています。
パソコンには、直近5年分の研究目的で集めた約100名分の患者ID、基礎疾患名、内服薬名、性別、年齢、血液検査データ、副作用の有無が入っていました。氏名、住所、電話番号などの連絡先は含まれず、パソコンにはパスワードがかかっていました。この時点で外部への流出は確認されていないとしています。
この情報は、国の倫理指針に基づく学内の倫理審査を経ずに研究に使われた可能性があることも分かり、関係省庁の指導を受けて調査しています。対象の患者には文書で知らせ、重要な事実が分かればホームページで報告するとしました。
出典個人情報を保存したノートパソコンの盗難事例に関するお詫びとご報告www.twmu.ac.jp
調査結果2025年8月4日
東京女子医科大学は、2月に起きたノートパソコンの盗難に関連して調べた結果、教員が行っていた臨床研究で、国の倫理指針に対する重大な不適合があったと公表しました。盗まれたのは教員個人のパソコンで、臨床研究に関する個人情報が入っていました。研究は倫理審査委員会の審査を受けず、研究機関の長の許可もないまま学会で発表されていました。
大学は、パソコンの盗難対策と、研究を適正に進めるための研究倫理教育やフォローアップの体制が不十分だったことが原因と考えています。倫理指針に沿って文部科学大臣と厚生労働大臣に報告書を出し、盗難防止と研究倫理教育を強め、臨床研究の適正実施のためのフォローアップ体制を改めて強化するとしています。
出典東京女子医科大学で発生したノートパソコンの盗難と「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の不適合事案の報告www.twmu.ac.jp
出典
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