撮影事業者から委託を受けて卒業・卒園アルバムを制作する同社の工場システムがランサムウェアの攻撃を受けました。外部流出は確認されていないものの、サーバー上の個人情報を第三者が一時的に閲覧した可能性を否定できないとして、2023年度アルバムの個人名や顔写真などの掲載データが漏えいのおそれの対象になると公表しました。
事故の概要
- 漏れたもの
- 氏名
- 顔写真・画像
- その他
- 件数
- 不明件数は公表されていない。ランサムウェアで暗号化されたのは2023年度アルバムのデータ全体の約2.5%
- 誰の情報か
- 利用者(会員・顧客)
- 状態
- 可能性あり
- 原因
- ランサムウェア
- ドメイン
- saicollo.jp
経緯
- 検知7月
- 初動対応—
- 公表4/12
- 調査結果4/24
- 続報5/1
- 再発防止策—
検知2024年7月
工場でネットワーク接続異常が起きたことを確認し、関連システムをすべて止めて内部調査を行いました。ランサムウェアによる攻撃の可能性があるとして、個人情報保護委員会と日本印刷産業連合会に速報を出したとしています。
公表2025年4月12日
報道されている工場へのランサムウェア攻撃について、心配と迷惑をかけたとしておわびしました。委託元や関係先への報告を進めているところで、詳しい報告はもう少し待ってほしいとしています。
追記4月24日の発表によると、2023年度の卒業・卒園アルバムの掲載データが漏えいのおそれの対象とされました。
調査結果2025年4月24日
工場システムへの不正侵入の経緯と調査結果を公表しました。2024年7月のネットワーク障害を受けて調査し、11月に終わったデジタルフォレンジック調査でランサムウェアによる攻撃と特定されたと説明しています。2023年度の卒業・卒園アルバムのデータを工場内のサーバーに保管しており、暗号化の被害はその約2.5%でした。外部流出(ダウンロードによる抜き取り)の事実は確認されていないものの、サーバー上の個人情報を第三者が一時的に閲覧した可能性を否定できないため「漏えいのおそれ」としています。
対象は、撮影事業者を通じて入稿された2023年度(2024年3月卒業)のアルバムの、個人名や委員会・クラブなどのテキストと、顔写真・スナップ写真、校名を含む紙面構成データです。二次被害の報告は現時点でなく、アーカイブがあるためデータの滅失はないとしています。原因は外部の第三者による不正アクセスと判明したとし、パスワードの変更、VPN接続設定の廃止、2要素認証の導入などの対策をとったとしています。2025年1月にシステムの復旧を終え、4月に宮城県警に被害を届け出ました。翌年度のアルバム制作を優先して報告が遅れたことをおわびしています。
続報2025年5月1日
先の発表は専門用語が多くて分かりにくいとの指摘を受け、一般的な言葉で書き直した要約版を掲載しました。情報の外部流出は確認されていないが、第三者が一時的に個人情報を閲覧した可能性があり漏えいのおそれを否定できないとして、学校に報告しホームページで公表したと説明しています。報告が遅れたことを改めておわびしました。
続報2025年11月17日
本人への通知が難しい委託元の団体から依頼を受け、本人通知の代替措置としてホームページに掲載しました。対象として、大田原市立の小中学校の令和5年度の学年部会と練馬区立関町北小学校が挙げられています。
影響を公表した組織(12)
この事故で影響を受け、自分で公表した組織です。組織ごとの件数や対応は、それぞれのページにあります。ここでは件数の多い10件を出しています。
出典
正しい情報については、リンク元の一次情報を必ず参照してください。
このサービスを使っていた方へ
- 1会社からの個別の連絡と問い合わせの窓口は、公式のお知らせで確かめてください。
誤りや続報のご連絡
掲載内容の誤りや続報の情報は、お問い合わせフォームより受け付けております。内容によっては、回答までにお時間をいただく場合がございます。