国内の個人情報漏えい事故の台帳

株式会社穴吹ハウジングサービス

漏えいあり検知:2026年2月3日最終更新:2026年10月9日時系列:16件

マンション管理の穴吹ハウジングサービスでランサムウェア被害が起き、グループのファイルサーバーから多数のファイルが流出しました。漏えいの可能性がある個人情報は207,773件で確定し、指定管理者として扱う松山市営住宅の入居者情報も含まれます。グループ会社のネットワーク機器の脆弱性が侵入口でした。

事故の概要

漏れたもの
  • 氏名
  • 電話番号
  • 住所
  • 生年月日
  • 要配慮個人情報
  • その他
項目は対象者ごとに異なる。松山市営住宅入居者7,237件には団地名・部屋番号、生活保護受給の有無(488件)、障害者手帳等の有無(663件)を含む
件数
207,773件第6報で207,773件に確定(以前は最大約49.6万件と公表)
誰の情報か
利用者(会員・顧客)
状態
確定
原因
ランサムウェア

経緯

  1. 検知2/3
  2. 初動対応—
  3. 公表2/3
  4. 続報2/6
  5. 調査結果4/3
  6. 再発防止策—

検知2026年2月3日

公表の日

2026年2月3日5時28分、穴吹ハウジングサービスは一部のサーバーでランサムウェアによる被害が起きていることを確認しました。

同社は直ちにシステムの隔離とネットワークの遮断などの初動対応を行い、社内に対策本部を設けて、被害の拡大防止と原因の究明を始めています。

出典情報漏えいに関する調査結果および今後の取り組みについて(ランサムウェア攻撃による不正アクセスについて・第6報)www.anabuki-housing.co.jp

公表2026年2月3日

穴吹ハウジングサービスは、一部のサーバーでランサムウェアによる被害が起きていると公表しました。2月3日(火)の早朝に被害を確認し、すぐに社内に対策本部を立ち上げて、原因の究明と再発防止策の検討を始めています。

被害の拡大を防ぐため外部とのネットワークを遮断し、システムの安全を確かめながら、影響範囲の調査と復旧の作業を進めています。情報が外部に流出したかどうかは調査を続けており、進展があれば同社サイトなどで知らせるとしています。

出典ランサムウェア被害発生のお知らせ(第1報)www.anabuki-housing.co.jp

続報2026年2月6日

公表から3日後・前の出来事から3日後

穴吹ハウジングサービスは第2報で、2月3日5時28分に一部サーバーでランサムウェア被害のアラートを確認し、感染のおそれがあるシステムを切り離してインターネットとの通信も止めたと説明しました。社内に対策本部を置き、業務継続やデータ保全、システム再構築などのチームを作ったとしています。

外部の専門機関や数十人規模の社外エンジニアの協力で調べている段階で、この時点では情報の流出は確認していないとしました。

出典ランサムウェア被害発生のお知らせ(第2報)www.anabuki-housing.co.jp

続報2026年2月12日

公表から9日後・前の出来事から6日後

第3報では、調査の結果、一部の情報資産について漏えいを確認したと発表しました。ほかの情報も漏えいの可能性を否定できないものの、範囲や中身はまだ特定できていないとしています。

安全を確かめた機器から順に稼働を戻しており、関係当局への報告も進めているとしました。会社を装って振込先の変更や支払いを求める連絡に注意するよう呼びかけています。

出典ランサムウェア攻撃による一部情報漏洩とお詫び(ランサムウェア関連第3報)www.anabuki-housing.co.jp

続報2026年2月20日

公表から17日後・前の出来事から8日後

マンションの外に住む区分所有者向けのお知らせです。サーバーがランサムウェア攻撃を受けて一部の業務システムが使えず、個別に連絡できないため、ホームページで知らせるとしています。

影響として、管理費などの口座振替ができず翌月以降に合算になる場合があること、総会・理事会の開催の遅れ、売却時の重要事項の開示の遅れを挙げました。建物設備の点検・清掃などは通常どおり続けています。関係省庁への報告と、外部専門機関と連携した原因調査・復旧を進めているとしています。

出典マンション外にお住まいの区分所有者様に重要なお知らせwww.anabuki-housing.co.jp

続報2026年3月2日

公表から27日後・前の出来事から10日後

穴吹ハウジングサービスは、それまでの発表以降に新しく公表すべき事実は確認されていないと現状を報告しました。外部の専門機関と調査・復旧・再発防止を続けており、情報の不正利用などの被害も確認していないとしています。

出典ランサムウェア事案に関する現在の状況についてwww.anabuki-housing.co.jp

続報2026年3月9日

公表から34日後・前の出来事から7日後

第4報では、攻撃者が公開した情報の中に自社に関係するとみられる情報が載っているのを確認し、個人情報を含む情報が外部に漏れた事実を確認したと発表しました。漏えいの可能性を否定できない個人情報は約49万6,000名分で、主な項目は氏名と電話番号です。クレジットカード情報、口座情報、マイナンバーは含まれていないとしています。

管理業務の書類や委託関係の資料、社内資料の一部も漏れていました。警察や個人情報保護委員会、地方整備局などに報告し、パスワードの変更、多要素認証の導入、PCの全面入れ替えを済ませたとしています。3月13日には専用の問い合わせ窓口を設けました。

出典情報漏えいに関するお知らせとお詫び (ランサムウェア攻撃による不正アクセスについて・第4報)www.anabuki-housing.co.jp

続報2026年3月11日

公表から36日後・前の出来事から2日後

システム障害のため止めていた重要事項調査報告書の発行受付を、営業所へ連絡してFAXで依頼する方法で再開すると知らせました。報告書は手渡しか郵送で、物件によっては発行できない場合があるとしています。ウェブ受付システム「J-Web/R」は引き続き停止中で、再開時期は未定でした。

追記後の5月12日のお知らせによると、J-Web/Rは5月18日に利用を再開しています。

出典重要事項調査報告書の発行再開についてwww.anabuki-housing.co.jp

続報2026年3月31日

公表から56日後・前の出来事から20日後

システムの影響で止めていた、管理する分譲マンション向けのポータル「オーナーズサイト」を、3月30日から対応が済んだサービスより順次再公開したと知らせました。管理費に関する情報など一部はまだ見られない状態で、準備が整い次第公開するとしています。

出典オーナーズサイト 再公開についてwww.anabuki-housing.co.jp

調査結果2026年4月3日

公表から59日後・前の出来事から3日後

第5報では、外部専門機関の調査で、グループ会社の通信機器への攻撃をきっかけに社内ネットワークへ侵入されたと分かったと発表しました。攻撃者は主に業務時間外にリモートデスクトップなどで複数のサーバーへのログインを試み、管理者権限を奪って侵入範囲を広げたあと、複数のサーバーでランサムウェアを動かしてファイルを暗号化しています。

ファイルサーバーから約21万件のファイルが流出したことも確認しました。どれだけ個人情報が含まれるかは、バックアップと突き合わせて確認中としています。対象になり得るのは、不動産管理・仲介の顧客、取引先、役員・従業員・元従業員の情報の一部です。

出典情報漏えいに関するお知らせと現状について(ランサムウェア攻撃による不正アクセスについて・第5報)www.anabuki-housing.co.jp

続報2026年4月17日

公表から73日後・前の出来事から14日後

穴吹ハウジングサービスは、松山市営住宅の指定管理者として、入居者の個人情報が漏えいしたと公表しました。2月3日に確認したランサムウェア攻撃について外部専門機関と調べる中で、攻撃者が公開した情報に同社に関係するとみられる情報が載っているのを見つけ、精査した結果、漏えいを確認したものです。

漏えいが確認されたのは7,237件で、全件に氏名、団地名、部屋番号、生年月日が含まれ、488件は生活保護受給の有無、663件は障がい者手帳などの有無も含まれます。金融機関の口座情報とマイナンバーの漏えいは確認されていません。専用の問い合わせ窓口(電話とメール)を設けました。

出典ランサムウェア攻撃による松山市営住宅入居者の情報漏えいに関するお知らせとお詫びwww.anabuki-housing.co.jp

続報2026年4月28日

公表から84日後・前の出来事から11日後

ランサムウェア事案の専用問い合わせ窓口の電話番号を、5月1日から新しい番号(0800-111-7120、平日9〜18時)に変えると知らせました。

出典ランサムウェア事案に関する専用のお問い合わせ窓口電話番号変更のお知らせwww.anabuki-housing.co.jp

続報2026年5月12日

公表から98日後・前の出来事から14日後

穴吹ハウジングサービスは、指定管理者として扱う香川県営住宅の入居者の情報が漏れたことを公表しました。攻撃者が公開した情報を精査して確認したもので、対象は474件です。内訳は、氏名・団地名・部屋番号・電話番号が397件、氏名・団地名・部屋番号が77件です。

専用の問い合わせ窓口を設けています。

出典ランサムウェア攻撃による香川県営住宅入居者の情報漏えいに関するお知らせとお詫びwww.anabuki-housing.co.jp

調査結果2026年5月21日

公表から107日後・前の出来事から9日後

穴吹ハウジングサービスを中核とするあなぶきハウジンググループは第6報で、流出したファイルの精査を終え、漏えいした可能性のある個人情報を207,773件に確定したと公表しました。第2報以降は最大約49万6千件の可能性があるとし、第5報ではグループのファイルサーバーから多数のファイルが流出していたことを伝えていました。対象者には順次個別に連絡し、連絡が難しい人には公表で代えます。個人情報保護委員会のほか、国土交通省の地方整備局や四国財務局などにも報告しました。

原因は、グループ会社のネットワーク機器の脆弱性を突かれてランサムウェアに侵入され、その後の横展開を止められなかったことです。VPN機器を含む従来のネットワークの全面停止、PCの全台入れ替え、多要素認証の導入、EDRによる24時間365日の監視、ゼロトラスト型ネットワークへの移行などを進めています。二次被害は確認されていませんが、同社を装った不審な電話やメールに注意するよう呼びかけています。

出典情報漏えいに関する調査結果および今後の取り組みについて(ランサムウェア攻撃による不正アクセスについて・第6報)www.anabuki-housing.co.jp

続報2026年8月5日

公表から183日後・前の出来事から76日後

2月3日のランサムウェア攻撃の影響で一部機能が使えなかったオーナーズサイトが、7月31日に復旧したと知らせました。復旧したのは管理費等明細や議事録の閲覧などの機能です。

停止中に希望者へメールで送っていた管理費等明細の配信は、復旧に伴い終えるとしています。

出典オーナーズサイト機能復旧のお知らせwww.anabuki-housing.co.jp

続報2026年10月9日

公表から248日後・前の出来事から65日後

ランサムウェア被害の後も外部専門機関による診断を続けてきたところ、オーナーズサイトに、すぐに情報漏えいにつながるものではないものの追加の対策が望ましい事項が見つかったとして、10月9日正午からサービスを一時停止すると知らせました。

対象はサイト内の全コンテンツと、サイト経由の会員優待・LINE連携「あなぶきNavi」などのサービス、新規登録です。現時点で本件による漏えいは確認されていないとしています。再開時期は、対策と安全性の確認が済んでから案内する予定です。

出典オーナーズサイト一時停止のお知らせとお詫びについてwww.anabuki-housing.co.jp

出典

正しい情報については、リンク元の一次情報を必ず参照してください。

このサービスを使っていた方へ

  1. 1知らない番号からの電話や SMS、届いた覚えのない郵便に気をつけてください。
  2. 2会社からの個別の連絡と問い合わせの窓口は、公式のお知らせで確かめてください。
漏えいのお知らせが届いたら?まず確かめることと、漏れた情報ごとの対応を載せています

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