第一工業株式会社がランサムウェア攻撃を受け、データセンター内のサーバのファイルが暗号化されました。侵入口はVPN装置とみられます。従業員の氏名、住所、健康情報などや、取引先など社外関係者の連絡先が見られた可能性がありますが、同社は漏えいの可能性は低いと判断しています。
事故の概要
- 漏れたもの
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 勤務先・所属
- 健康の情報
- その他
- 件数
- 不明件数は公表されていません
- 誰の情報か
- 不明
- 状態
- 可能性あり
- 原因
- ランサムウェア
- ドメイン
- ichiko.co.jp
経緯
- 検知—
- 初動対応—
- 公表3/25
- 続報4/16
- 調査結果5/8
- 再発防止策7/1
公表2026年3月25日
同日にサイバー攻撃の影響で一部のサーバにシステム障害が起きたと公表しました。影響範囲の特定と原因の調査を専門機関と進めているとし、取引先などに謝罪しています。個人情報への影響には触れていません。
出典サイバー攻撃による被害の発生についてwww.ichiko.co.jp
続報2026年4月16日
外部専門家によるファストフォレンジック調査、サーバのログ解析、EDRの監視ログの分析から、データセンター内のVPN装置から侵入された可能性が高いと報告しました。被害はデータセンター内のドメイン参加サーバとNetApp上のファイルに限られ、社員の端末や基幹システムなどに侵入の痕跡はありません。
この時点で、個人情報や顧客情報の流出を示す証跡、悪用、リークサイトへの掲載は確認されていません。ただ、攻撃者がログを消しており、被害範囲を完全に特定するのは難しいとしています。
出典サイバー攻撃による被害の発生について(第二報)www.ichiko.co.jp
調査結果2026年5月8日
攻撃者に見られた可能性を否定できない個人情報を公表しました。従業員(退職者を含む)の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、所属、役職、健康情報、人事・福利厚生の情報と、取引先・仕入先・協力会社など社外関係者の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどです。
ログが消されているため漏えいしていないことの証明は難しいものの、発生から約40日たっても流出の証跡、悪用、リークサイトでの公開は見つかっておらず、漏えいの蓋然性は低いと判断しています。警察に相談し、個人情報保護委員会に報告しました。機器の隔離と再構築、ふるまい検知の強化をしています。
出典サイバー攻撃による被害の発生について(第三報)(個人情報に関するお知らせ)www.ichiko.co.jp
再発防止策2026年7月1日
最終報告として、侵入経路はVPN機器経由と推定され、被害はデータセンター内の一部サーバに限られたと改めて説明しました。個人情報や顧客情報の流出や悪用は確認されておらず、漏えいの可能性は低いとしています。
再発防止として、VPNへの多要素認証とSASEの導入、ドメインとユーザー認証基盤の再構築、サーバとPCの刷新、EDRによる監視、社員教育とインシデント対応体制の整備を進めています。マルウェアは排除できたと判断し、取引先との情報のやり取りも元の水準に戻りました。
出典サイバー攻撃に関する最終報告www.ichiko.co.jp
出典
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