国内の個人情報漏えい事故の台帳

株式会社Helpfeel(Gyazo)

漏えいあり検知:2026年9月11日最終更新:2026年10月21日時系列:7件

画像アップロードサーバーの脆弱性を突かれ、第三者にコマンドを実行されてデータベースの中身が持ち出されました。ユーザー関連データ約2,362万件と画像のメタデータが漏えいしたと確認しました。カード番号などの決済情報は含まれません。

事故の概要

漏れたもの
  • 氏名
  • メールアドレス
  • その他
利用者ID、端末ID、ログインセッションID、X連携トークン、Google SSOのメールアドレス、プロフィール、契約プラン・課金状況、画像のメタデータ
件数
23,620,000件ユーザー関連データ約2,362万件(うちメール登録あり約562万件、匿名約1,801万件)。別に画像メタデータ約4.9億件、第2報で削除済み画像のメタデータ約1.74億件
誰の情報か
利用者(会員・顧客)
状態
確定
原因
不正アクセス
ドメイン
gyazo.com

経緯

  1. 検知9/11
  2. 初動対応—
  3. 公表9/16
  4. 続報9/18
  5. 調査結果10/21
  6. 再発防止策—

検知2026年9月11日

公表の5日前

9月11日、画像共有サービスGyazoの画像アップロードサーバーにあった脆弱性を突かれ、第三者にシステム上で任意のコマンドを実行される不正アクセスが起きました。

Helpfeelは同じ日の夜に不正な動きを検知して調査と対応を始め、9月12日未明までに、確認した侵入経路をふさぎ、第三者の不正な接続を切りました。12日には初期対応を終え、原因の脆弱性も直しています。

出典「Gyazo」への不正アクセスによる情報漏えいに関するお知らせとお詫びcorp.helpfeel.com

公表2026年9月16日

前の出来事から5日後

Helpfeelは、画像共有サービスGyazoへの不正アクセスで、ユーザーに関するデータ約2,362万件と、画像のメタデータ約4.9億件(主に2019年1月以前の画像で、全体の約14.4%)、さらに条件を絞って取られた約240万件のメタデータが外部に流出したと公表しました。ユーザーデータにはメールアドレス、パスワードのハッシュ値、ログインセッションID、X連携用トークンなどが含まれ、匿名アカウントも含むため実際の人数は調べています。メタデータには画像URLを作る情報やアップロード元のIPアドレス、位置情報、OCRテキストなどがあり、非公開画像のファイル一覧も取られていました。決済情報は含まれません。

9月11日に脆弱性を突かれ、14日に流出を確認して画像の配信を止め、15日に個人情報保護委員会へ報告しました。認証情報の無効化などを済ませ、利用者にパスワードの変更と、同じパスワードを使うほかのサービスの変更を求めています。対象者にはメールなどで案内する予定です。

出典「Gyazo」への不正アクセスによる情報漏えいに関するお知らせとお詫びcorp.helpfeel.com

続報2026年9月18日

公表から2日後・前の出来事から2日後

Helpfeelは、同社のサービスHelpfeelとCosenseの利用者に向けて、Gyazoへの不正アクセスの影響を報告しました。両サービスはGyazoとは別のシステム構成で動いており、今回の侵入経路ともつながっていません。この時点で、両サービスからの情報流出も、不正アクセスや攻撃の痕跡も確認されていないため、これまでどおり使えるとしています。

ただ、Gyazoの画像配信を止めている影響で、両サービスに載せた一部の画像が表示されないことがあります。被害が出たためではなく予防のためとして、両サービスを対象に全社で緊急のセキュリティ点検をしていると説明しました。

出典「Gyazo」への不正アクセスに関する「Helpfeel」「Cosense」への影響と実施中の対応についてcorp.helpfeel.com

続報2026年9月24日

公表から8日後・前の出来事から6日後

Helpfeelは最初の公表のお知らせに追記し、Gyazoをより安全に使えるようにするためのメンテナンスに入り、サービスを一時止めていると知らせました。

最初の公表で利用者にお願いしていたパスワードの変更は、サービスが再開してから行うよう案内しています。

追記9月27日のお知らせによると、二次被害を防ぐための停止で、対策と検証を終えて同日にサービスを再開しました。

出典「Gyazo」への不正アクセスによる情報漏えいに関するお知らせとお詫びcorp.helpfeel.com

続報2026年9月25日

公表から9日後・前の出来事から1日後

Helpfeelは第2報で、主に2023年2月以前に削除された画像やアカウントに関するメタデータ約1.74億件も流出していたと新たに公表しました。削除済みの画像ファイルそのものは含まれず、対象のユーザーと企業には調査が終わりしだいメールで知らせます。ユーザーデータ約2,362万件の内訳は、メールアドレスの登録が無い匿名ユーザーが約1,801万件、登録があるユーザーが約562万件でした。

X連携用トークンは単体ではログインや操作ができないと確かめたうえで、予防のため無効にしています。二次被害は確認されていません。Gyazoはサービスを止めており、再開時はまず本人だけが画像を見られるようにする方針で、9月29日までに改めて知らせるとしました。個人情報保護委員会には9月15日に速報を出し、総務省や海外のデータ保護当局にも報告しています。

出典「Gyazo」への不正アクセスによる情報漏えいに関するお知らせとお詫び(第二報)corp.helpfeel.com

続報2026年9月27日

公表から11日後・前の出来事から2日後

Helpfeelは、追加のセキュリティ検証と対策を終えたとして、9月27日に一時止めていたGyazoの提供を再開しました。

不正アクセスの前にアップロードされた画像は、以前は他人も見られたものを含めて、すべて本人だけが見られる状態にしました。会社が一律に元へ戻すことはせず、利用者が内容を確かめて配信を再開するかどうかを選ぶ形です。再開した画像には以前の閲覧範囲が適用されます。無料プランでも当面は過去の画像をすべて確認できるようにしました。

利用者にはパスワードの変更と不審なメールへの注意を改めて求めています。再開後も外部の専門機関と調査を続け、認証とアクセス制御の見直し、監視体制の強化を進めるとしています。

出典「Gyazo」サービス再開のお知らせcorp.helpfeel.com

調査結果2026年10月21日

公表から35日後・前の出来事から24日後

外部専門機関のフォレンジック調査の最終報告を受けて調査結果を公表しました。原因は、画像アップロードサーバーで動画などを変換する処理に、外部からの入力がコマンドとして解釈される脆弱性があったことです。第三者は9月11日午後から12日未明にかけて、変換用サーバーからデータベースに接続して大量に読み取り、外部に送信していました。委託先や外部部品が原因ではありません。

流出の範囲は、ユーザー情報約2,362万件(うちメールアドレス登録ありは約562万件)、画像のメタデータ約4.9億件、条件を絞って取得されたメタデータ約240万件、削除済み画像のメタデータ約1.74億件です。さらに同社の追加調査で、133人が保存していた画像432件が閲覧・取得されたことが分かり、対象者に個別に連絡しました。

二次被害は確認されておらず、ダークウェブの監視を少なくとも1年続けるとしています。

出典「Gyazo」への不正アクセスによる情報漏えいに関する調査結果のご報告とお詫び(第三報)corp.helpfeel.com

出典

正しい情報については、リンク元の一次情報を必ず参照してください。

このサービスを使っていた方へ

  1. 1同じパスワードを使っているサービスも含めて、パスワードを変えてください。
  2. 2会社を名乗るメールが来ても、リンクは開かず公式サイトから確かめてください。
  3. 3会社からの個別の連絡と問い合わせの窓口は、公式のお知らせで確かめてください。
漏えいのお知らせが届いたら?まず確かめることと、漏れた情報ごとの対応を載せています

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