国内の個人情報漏えい事故の台帳

アスクル株式会社(ASKUL / ソロエルアリーナ / LOHACO)

漏えいあり公表:2025年10月19日最終更新:2026年7月30日時系列:5件

ランサムウェア攻撃を受け、通販サイトの受注・出荷が長期間止まりました。サーバーから顧客や取引先の情報が流出し、攻撃者による公開が確認されています。業務委託先に付与していた管理者アカウントのIDとパスワードが漏洩し、不正に使われたことが確認されています。

事故の概要

漏れたもの
  • 氏名
  • 住所
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 勤務先・所属
  • その他
会社名、担当者名、問い合わせ内容、取引先担当者の部門名など。第19報(漏えいのおそれ)で住所。クレジットカード情報は含まない
件数
不明合計の公表なし。2025年12月12日の第13報で流出を確認:事業所向けサービスに関するお客様情報の一部約59万件、個人向けサービスに関するお客様情報の一部約13万2,000件、取引先に関する情報の一部約1万5,000件、役員・社員等に関する情報の一部約2,700件。2026年7月30日の第19報で、外部への漏えいのおそれを否定できない個人情報約60万件(事業所向け約55万件、個人向け約5万件)を追加で特定
誰の情報か
利用者(会員・顧客)
状態
確定
原因
ランサムウェア
ドメイン
askul.co.jp

経緯

  1. 検知—
  2. 初動対応—
  3. 公表10/19
  4. 続報10/31
  5. 調査結果12/12
  6. 再発防止策—

公表2025年10月19日

アスクルは、ランサムウェア感染によるシステム障害が起きたと公表しました。事業所向けの「ASKUL」「ソロエルアリーナ」と個人向けの「LOHACO」の受注と出荷を止め、すでに受けた注文はキャンセルするとしています。個人情報や顧客データの外部流出を含む影響範囲は調査中で、分かり次第知らせるとしました。

サービスごとのお客様サービスデスクを案内し、復旧のめどが立てば改めて知らせるとしています。

追記後の第13報によると、同社は同日午前に攻撃を検知し、感染が疑われるシステムの切り離しとネットワークの遮断、全パスワードの変更に着手しました。14時に対策本部を設け、16時半に受注と出荷を止めています。

出典ランサムウェア感染によるシステム障害発生のお知らせとお詫び(第1報)PDFpdf.irpocket.com

続報2025年10月31日

公表から12日後・前の出来事から12日後

アスクルは第5報で、サーバーへの不正アクセスによりサーバー内の一部ファイルが外部に流出したことを確認したと公表しました。流出が確認されたのは、事業所向けEC(ASKUL、ソロエルアリーナ)の問い合わせ情報(会社名、担当者名、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容など)、LOHACOの問い合わせ情報(氏名、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容など)、商品仕入れ先がシステムに登録した担当者情報の一部です。LOHACOではカード情報を受け取らない仕組みのため、個人のカード情報は持っていません。

ほかにも流出の可能性がある情報を確認しており、外部専門機関と調査を続け、監視を強めています。対象者にはおわびの連絡をするとし、個人情報保護委員会など関係当局への報告は済ませました。なりすましメールやフィッシングメールに注意するよう呼びかけ、11月4日に情報流出専用の窓口を開くとしています。

出典ランサムウェア攻撃による情報流出に関するお詫びとお知らせPDFpdf.irpocket.com

続報2025年11月11日

公表から23日後・前の出来事から11日後

アスクルは第7報で、10月31日に流出を確認した3種類の情報(事業所向けECとLOHACOの問い合わせ情報、仕入れ先が登録した情報)について、流出した件数が増えたことを確認したと公表しました。悪用の被害は確認されていませんが、なりすましメールやフィッシングメールが届くおそれがあるとして、不審なメールや添付ファイルを開かないよう呼びかけました。

ほかにも流出の可能性がある情報があるとして調査と監視を続け、対象者にはおわびの連絡をします。関係当局への報告は済ませており、Webサービスはセキュリティ対策を強めて安全を確かめたうえで順次再開するとしています。

追記後の第13報によると、件数の増加は、11月10日夜に攻撃者が公開した情報を調べて分かったものです。

出典情報流出に関するお知らせとお詫び(ランサムウェア攻撃によるシステム障害関連・第7報)PDFpdf.irpocket.com

調査結果2025年12月12日

公表から54日後・前の出来事から31日後

アスクルは第13報で外部専門機関による調査の結果を公表し、同日、個人情報保護委員会へ確報を出しました。流出が確認された情報は、事業所向けサービスの顧客情報約59万件、個人向けサービス約13万2,000件、取引先約1万5,000件、役員と社員など約2,700件で、対象者には個別に通知しています。一部のログが失われており、攻撃者が見た可能性のある範囲を完全に特定するのは難しいとしています。

侵入には、例外的に多要素認証をかけていなかった業務委託先向けの管理者アカウントのIDとパスワードが使われました。攻撃者はEDRを無効にしてサーバー間を移動し、物流システムとバックアップを暗号化したうえ、10月22日には外部クラウドの問い合わせ管理システムにも侵入しています。データセンターのサーバーにEDRがなく24時間監視もなかったことなどを原因に挙げ、全リモートアクセスへの多要素認証、常時監視、ランサムウェアを想定したバックアップ環境の構築を進めます。攻撃者とは接触せず、身代金も払っていません。

出典ランサムウェア攻撃の影響調査結果および安全性強化に向けた取り組みのご報告(ランサムウェア攻撃によるシステム障害関連・第13報)PDFpdf.irpocket.com

続報2026年7月30日

公表から284日後・前の出来事から230日後

アスクルは第19報で、第13報の後も調査と精査を続けた結果、外部への漏えいのおそれを否定できない個人情報約60万件を新たに特定し、本人に通知すると公表しました。2025年7月15日から10月19日に発送した注文の一部に関する氏名、住所、電話番号、メールアドレス(届け先を含み、クレジットカード情報は含まない)で、事業所向けサービス約55万件、個人向けサービス約5万件です。通知は7月31日から約1か月かけて順次行い、通知の範囲は個人情報保護委員会と協議して決めました。

この約60万件に漏えいや不正利用の事実は確認されておらず、第13報の後に新たな漏えいやシステム侵害が起きたわけでもないと説明しています。また、7月16日に個人情報と特定個人情報の安全管理について個人情報保護委員会から行政指導を受けたことも明らかにしました。なりすましやフィッシングのメールに注意するよう呼びかけています。

出典本人通知の追加実施についてPDFpdf.irpocket.com

影響を公表した組織(1)

この事故で影響を受け、自分で公表した組織です。組織ごとの件数や対応は、それぞれのページにあります。

出典

正しい情報については、リンク元の一次情報を必ず参照してください。

このサービスを使っていた方へ

  1. 1会社を名乗るメールが来ても、リンクは開かず公式サイトから確かめてください。
  2. 2知らない番号からの電話や SMS、届いた覚えのない郵便に気をつけてください。
  3. 3会社からの個別の連絡と問い合わせの窓口は、公式のお知らせで確かめてください。
漏えいのお知らせが届いたら?まず確かめることと、漏れた情報ごとの対応を載せています

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