字幕制作ソフトを手がける株式会社カンバスで、認証制ソフトのライセンスやチケットを販売するマイページのサーバーがランサムウェアに攻撃されました。データベースのバックアップなどが暗号化され、登録ユーザーの住所や氏名などが外へ出た可能性は極めて低いものの、否定はできないとしています。
事故の概要
- 漏れたもの
- 氏名
- 住所
- 不明
- 件数
- 1,000件件数の公表なし。全件漏れていれば個人情報保護委員会への報告義務がある1,000件以上にあたると説明
- 誰の情報か
- 利用者(会員・顧客)
- 状態
- 可能性あり
- 原因
- ランサムウェア
- ドメイン
- netsstg1.co.jp
経緯
- 検知—
- 初動対応—
- 公表1/6
- 続報1/9
- 調査結果1/29
- 再発防止策—
公表2026年1月6日
1月6日未明に認証サーバーがランサムウェアの攻撃を受け、マイページにアクセスできなくなったと公表しました。警察に被害を申告し、相談しています。
ファイルなどが流出したかは調査中です。クレジットカード情報は自社サーバーに保存していないため、漏れる心配はないとしています。復旧には時間がかかる見込みです。
出典当社へのランサムウェア攻撃に関するご報告canvass.co.jp
続報2026年1月9日
中間報告です。攻撃されたのは、NetSSTG1・SSTG1Pro・SSTG1Lite2といった認証制ソフトのチケットやライセンスを販売するシステムのサーバー(netsstg1.co.jp)でした。新規登録、購入、インストーラのダウンロードができなくなっています。
製品購入時に登録された顧客情報はこのサーバーに保存されていましたが、コピーされた形跡は今のところ見つかっていません。ソフト本体、映像暗号化システム、メールや公式サイトのサーバー、字幕制作業務のサーバーは別の環境で、影響はないと説明しています。
出典当社へのランサムウェア攻撃に関する中間報告(1月9日)canvass.co.jp
続報2026年1月14日
攻撃を受けたサーバーが復旧し、マイページへのログイン、チケットやライセンスの購入、インストーラのダウンロード、新規登録ができるようになったと知らせました。
これまで復旧を優先していたため、詳しい調査はこれから本格的に行い、最終的な報告を後日出すとしています。
出典サーバー復旧のご報告(1月14日)canvass.co.jp
調査結果2026年1月29日
最終報告を公表しました。1月6日未明の攻撃で設定ファイルやデータベースのバックアップが暗号化されましたが、システム本体は無事で、別に保管していたバックアップから作り直しました。1月16日には登録ユーザー全員にパスワードの再設定を呼びかけています。侵入は、サーバーで使っていたフレームワークの脆弱性を突かれた可能性が高いとしています。
データセンターの通信量を調べても、被害の前後や直前1週間に大量の通信は無く、外へ送られた可能性は極めて低いと判断しました。ただ一部だけを抜き取られた可能性は否定できず、全件なら1,000件以上になるため、個人情報保護委員会に届け出ました。警察庁にも届け出済みで、身代金は払っていません。書き込み設定の厳格化、バックアップの隔離、フレームワークの更新を進めています。問い合わせはメール窓口で受け付けます。
出典弊社サーバへのランサムウェア攻撃に関する調査結果と今後の対応について(最終報告)canvass.co.jp
出典
正しい情報については、リンク元の一次情報を必ず参照してください。
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