クラウドファンディングのCAMPFIREで、システム管理用GitHubアカウントが不正アクセスを受け、認証情報の流出を起点に社内クラウド環境へ侵入されました。プロジェクトオーナーや支援者など225,846件の個人情報に漏えいの可能性があります。データの外部転送の痕跡はないものの、ログの欠落で閲覧を否定できないとしています。
事故の概要
- 漏れたもの
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 口座
- 件数
- 225,846件対象者のユニーク件数225,846件(4/24公表)
- 誰の情報か
- 利用者(会員・顧客)
- 状態
- 可能性あり
- 原因
- 不正アクセス
- ドメイン
- campfire.co.jp
経緯
- 検知4/3
- 初動対応—
- 公表4/3
- 続報4/14
- 調査結果6/2
- 再発防止策—
検知2026年4月3日
2026年4月2日22時50分ごろ、CAMPFIREがシステム管理に使っているGitHubアカウントに第三者が不正にアクセスし、一部のソースコードが閲覧された可能性があります。
同社は4月3日未明、GitHubの一部のリポジトリで不審な操作に気づいて調査を始めました。関係するアカウントを組織から外して入口をふさぎ、盗まれた可能性のある認証情報を差し替えています。
出典GitHubアカウントへの不正アクセス発生に関するお知らせとお詫びcampfire.co.jp
公表2026年4月3日
CAMPFIREは、システム管理に使っているGitHubアカウントに4月2日22時50分ごろ第三者が不正にアクセスし、一部のソースコードが閲覧された可能性があると公表しました。
この時点では、利用者やパートナー、取引先の個人情報や機密情報が流出した事実と、サービスや利用者への影響は確認されていないとしています。検知後すぐに対象のアカウントを遮断し、リスクを調べて差し迫った問題がないことを確かめたうえで、予防のための対策をとりました。同日中にアカウント全体の認証情報の差し替え、主要リポジトリの脆弱性診断、サービスの監視の強化も行っています。
原因の調査と再発防止を進め、新しい事実が分かれば公表するとしています。
出典GitHubアカウントへの不正アクセス発生に関するお知らせとお詫びcampfire.co.jp
続報2026年4月14日
CAMPFIREは第二報で、不正アクセスを受けたGitHubアカウントから一部の個人情報が見られる状態だったと公表しました。
対象は、事務手続きの作業に起因する取引先1先の氏名と連絡先、開発業務に関わった従業員と委託先(退職者を含む)413名の氏名とメールアドレスです。この時点で不正利用は確認されていません。
個人情報保護委員会へ報告し、漏れた認証情報の無効化と再発行、個人用アクセストークンへの依存を見直した権限を絞った認証方式への移行、組織内の既定のアクセス権限の見直しを進めるとしています。
出典GitHubアカウントへの不正アクセス発生に関するお知らせとお詫び(第二報)campfire.co.jp
続報2026年4月22日
CAMPFIREは第三報で、詳しい調査の結果、顧客情報を管理するシステムの一部に外部からの不正アクセスの痕跡が見つかったと公表しました。
情報の安全を確保する措置は終えており、影響の範囲を検証しているところで、結果が分かり次第報告するとしています。外部の調査機関と連携し、原因の調査と再発防止に取り組むとしています。
追記後の4月24日の発表で、個人情報の漏えいの可能性が公表されました。
出典GitHubアカウントへの不正アクセス発生に関するお知らせとお詫び(第三報)campfire.co.jp
続報2026年4月24日
CAMPFIREは、GitHubへの不正アクセスに関する詳しい調査の結果、顧客情報を管理するシステムの一部で個人情報が漏えいした可能性があると公表しました。4月21日にデータベースへのアクセスと内部処理の痕跡が見つかったためです。データファイルのダウンロードは確認されていませんが、漏えいの有無を確かめる検証を続けています。システムの安全を確保する措置は済ませました。
対象は、2021年2月以降にプロジェクトを作ったオーナーなど120,929件、PayPal決済やこんど払いの利用者、口座送金で返金を受けた支援者130,155件で、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、口座情報です。ほかにパートナー1,282件の氏名が含まれ、重複を除くと225,846件です。カード情報は含まれません。
この日から対象者に順にメールで知らせています。個人情報保護委員会に報告し、警察にも相談しました。同社を名乗るフィッシングや代引きの詐欺に注意し、口座の明細を確かめるよう求めています。4月28日10時に専用の相談窓口を設ける予定です。
出典【重要】弊社システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいの可能性に関するお詫びとご報告campfire.co.jp
続報2026年4月27日
CAMPFIREは、4月24日に公表した個人情報漏えいの可能性について、その後の精査で範囲の内訳を詳しく示しました。対象者と重複を除いた225,846件に変わりはなく、対象者には24日にメールで連絡済みです。
内訳は、プロジェクトオーナーとコミュニティオーナーの一部108,784件(うち口座情報を含むもの53,868件)、2021年1月1日から2026年4月19日にPayPal決済を使った人などの支援者118,010件(同4,307件)で、いずれも氏名、住所、電話番号、メールアドレス、口座情報です。ほかにパートナー1,282件の氏名と、どちらに当たるか分からない人のうち2020年にマイページで口座情報を編集した10,521件の口座情報が新たに示されました。
出典【続報】不正アクセスによる情報漏えい可能性の範囲についてcampfire.co.jp
続報2026年4月28日
CAMPFIREは、4月24日に知らせた個人情報漏えいの可能性について、問い合わせ専用の電話窓口を4月28日10時に開設しました。受付は土日祝日も含む10時から19時です。
個別の連絡を受け取った人は、メールにある「お問い合わせ番号」を伝えると案内が早くなるとしています。
なお、この窓口の土日祝日の受付は2026年6月で終わり、7月以降は平日のみとするとページ上で知らせています。
出典個人情報漏えい可能性に関する「専用お問い合わせ窓口」開設のお知らせcampfire.co.jp
続報2026年5月11日
不正アクセスによる個人情報漏えいの可能性について、経緯と今の対応をまとめて改めて知らせました。
4月3日にGitHubアカウントへの不正アクセスを検知し、調べた結果、顧客情報を管理するシステムの一部で個人情報が漏えいした可能性が分かったこと、クレジットカード情報は含まれないこと、対象は重複を除いて最大225,846件で、対象者には個別にメールで連絡していることを説明しています。
個人情報保護委員会への報告と警察への相談を行い、外部の専門機関と詳しい調査を続けているとしています。
出典【重要】弊社システムへの不正アクセスによる個人情報漏えい可能性の経緯と対応状況についてwww.campfire.co.jp
調査結果2026年6月2日
CAMPFIREは、5月30日に終わった外部の専門機関によるフォレンジック調査の結果を公表しました。従業員が発行したGitHubの認証情報が、その従業員が個人の開発に使っていたサーバーに誤ってアップロードされ、第三者に悪用されたことが発端です。攻撃者はGitHubで見えるようになった情報から社内業務用のクラウド環境の認証情報を探し出し、その管理領域に侵入しました。
攻撃者には認証情報やAPIキー、個人情報を含まないデータファイル、テーブルの構成などを取られ、探索の過程で個人情報を含むデータ1件が出力されました。個人情報のファイルが外部に送られた痕跡はなく、専門機関は認証情報を狙った攻撃とみています。ただログのない領域が残るため、同社は閲覧の可能性は否定できないとしています。対象は225,846件のままで、内訳の一部を直し、開発業務の従事者413件の氏名とメールアドレスも閲覧できる状態だったと明らかにしました。サービスの基盤は別の環境で、不正利用や改ざんはありません。
個人用アクセストークンから権限を絞った認証方式への切り替え、監査ログとアラートの強化、脆弱性診断ツールの導入などを済ませ、認証情報や権限の管理、開発プロセスなど6つの領域で管理を高めるとしています。
出典不正アクセス事案にかかる調査結果についてcampfire.co.jp
影響を公表した組織(1)
この事故で影響を受け、自分で公表した組織です。組織ごとの件数や対応は、それぞれのページにあります。
出典
正しい情報については、リンク元の一次情報を必ず参照してください。
- 一次情報campfire.co.jp/press/2026/04/03/campfire
- 一次情報campfire.co.jp/press/2026/04/24/campfire
- 一次情報campfire.co.jp/press/2026/04/27/campfire
- 一次情報campfire.co.jp/press/2026/06/02/campfire
- 一次情報campfire.co.jp/press/2026/04/14/campfire
- 一次情報campfire.co.jp/press/2026/04/22/campfire
- 一次情報campfire.co.jp/press/2026/04/28/campfire
- 報道www.security-next.com/183857
このサービスを使っていた方へ
- 1会社を名乗るメールが来ても、リンクは開かず公式サイトから確かめてください。
- 2知らない番号からの電話や SMS、届いた覚えのない郵便に気をつけてください。
- 3口座の入出金を確かめ、気になる動きがあれば銀行に連絡してください。
- 4会社からの個別の連絡と問い合わせの窓口は、公式のお知らせで確かめてください。
誤りや続報のご連絡
掲載内容の誤りや続報の情報は、お問い合わせフォームより受け付けております。内容によっては、回答までにお時間をいただく場合がございます。