株式会社ワサビで、社員の開発環境端末のデータベースとキャッシュサーバーが外部から不正アクセスを受け、データを持ち出されたうえ削除されました。Dockerのポート設定と自宅ルーターの不具合でデータベースがインターネットに公開されていたのが原因で、漏れたのはテスト用の架空データやAPIキー、管理者アカウント情報で、実在する顧客の個人情報は含まれていないとしています。
事故の概要
- 漏れたもの
- パスワード(ハッシュ)
- ログインのトークン
- 件数
- 不明件数の公表なし。実在の個人情報の漏えいはないと発表
- 誰の情報か
- 不明
- 状態
- 漏えいなし
- 原因
- 不正アクセス
- ドメイン
- wasabi-inc.biz
経緯
- 検知7/4
- 初動対応7/4
- 公表7/6
- 続報7/8
- 調査結果—
- 再発防止策—
検知2026年7月4日
7月4日8時56分に不正アクセスがあり、10時48分にデータの窃取と削除、身代金を求めるメッセージが残されているのを確認しました。
出典【重要】開発環境への不正アクセスによるセキュリティインシデントに関するご報告とお詫びwasabi-inc.biz
初動対応2026年7月4日
7月4日のうちに、全WASABI SWITCHのワサビ管理者アカウントを止めてセッションを消し、原因を突き止め、APIキーなどを再発行して古いものを無効にしました。ソースコードの修正もその日に済ませています。
出典【重要】開発環境への不正アクセスによるセキュリティインシデントに関するご報告とお詫びwasabi-inc.biz
公表2026年7月6日
7月4日、開発環境端末上のデータベース(MySQL)とキャッシュサーバー(Redis)が外部から不正アクセスを受け、データを外部に送られたうえ削除されたと公表しました。原因は、Dockerのデータベースのポートが外部から接続できる設定だったことと、自宅ルーターの設定・ファームウェアの不具合でそのポートが公開されていたことで、探索ボットに見つかりました。
注文や顧客のデータはすべてテスト用の架空データで、実在の顧客の個人情報は含まれていないとしています。盗まれたのは一部のAPIキーとアプリケーションID、テストデータ、ワサビ管理者アカウント(ハッシュ化パスワード)で、本番でも使っていたキーは再発行して無効化しました。
アプリケーションIDを再発行するので、店舗には各モールの再認証をお願いするとしています。ポート公開の制限、認証情報の定期変更、開発データの無害化、外部による監査などを進めます。
出典【重要】開発環境への不正アクセスによるセキュリティインシデントに関するご報告とお詫びwasabi-inc.biz
続報2026年7月8日
第2報で、改めて調べても実在する顧客の個人情報や機密情報の漏えいは一切ないと確認したと伝えました。Shopify用の新しいアプリケーションシークレットを発行したので、7月9日に店舗側で再認証をしてほしいと手順を示しています。ヤフーショッピングなどほかのAPIも順次再発行を進めているとしています。
出典【Shopify】開発環境への不正アクセスによるセキュリティインシデントに関するご報告とお詫び(第2報:Shopify再認証のお願い)wasabi-inc.biz
続報2026年7月16日
第3報で、ヤフーショッピング、併売ヤフオク、競りナビの新しいアプリケーションIDの準備ができたとして、店舗に再認証を案内しました。実在する顧客の個人情報や機密情報の漏えいは一切ないと改めて確認したとしています。
追記同じページの7月17日・18日の追記によると、切り替えは7月22日15時から17時ごろに延期されました。
出典【ヤフーショッピング・併売ヤフオク・競りナビ】開発環境への不正アクセスによるセキュリティインシデントに関するご報告とお詫び(第3報:ヤフーショッピング・併売ヤフオク・競りナビ再認証のお願い)wasabi-inc.biz
出典
正しい情報については、リンク元の一次情報を必ず参照してください。
誤りや続報のご連絡
掲載内容の誤りや続報の情報は、お問い合わせフォームより受け付けております。内容によっては、回答までにお時間をいただく場合がございます。