採用管理サービスで使っていたデータ分析ツールの脆弱性を突かれ、2026年8月9日から9月7日にかけてデータベースの一部に外部からアクセスされました。10月の追記で漏えいが事実と確認され、対象は約39万人(うち電子雇用契約のApplyNow Sign利用者約3万人)です。応募者の氏名・連絡先、企業担当者の情報、電子雇用契約のマイナンバーや口座情報などが含まれ、面接動画やファイル本体は対象外です。
事故の概要
- 漏れたもの
- 氏名
- 氏名(カナ)
- メールアドレス
- 電話番号
- 生年月日
- 性別
- 住所
- マイナンバー
- 口座
- その他
- 件数
- 390,000件約39万人(うちApplyNow Sign利用者約3万人)。外部機関の調査で確定予定。利用企業の吉野家・はなまる分は応募者5366件と従業員418件
- 誰の情報か
- 利用者(会員・顧客)
- 状態
- 確定
- 原因
- 不正アクセス
- ドメイン
- applynow.jp
経緯
- 検知—
- 初動対応—
- 公表9/9
- 続報9/30
- 調査結果—
- 再発防止策—
公表2026年9月9日
親会社のきちりホールディングスが、子会社ApplyNowの採用管理プラットフォーム「Interview Cloud」「ApplyNow」「ApplyNow Sign」で第三者の不正アクセスがあり、利用企業と応募者の個人データが漏えいした可能性があると開示し、ApplyNowの告知を別紙で公表しました。社内で使うデータ分析ツールの脆弱性を突かれたもので、不正アクセスは8月9日から9月7日まで続き、9月7日に異常なアクセスログを検知して遮断しました。
対象は応募者の氏名(カナ)、メールアドレス、電話番号と企業担当者のユーザー情報で、電子雇用契約のApplyNow Signでは個人番号、基礎年金番号、口座情報も含みます。件数は調査中です。画像やPDF、面接動画は別の保管領域にあり対象外としています。
脆弱性の修正を済ませ、企業ユーザーにパスワード変更を促しました。個人情報保護委員会と警察に報告し、対象者に個別に連絡して専用窓口を知らせるとしています。不審なメールやSMSに注意するよう呼びかけました。
出典当社子会社における個人情報漏えいに関するお知らせとお詫びPDFwww.kichiri.co.jp
続報2026年9月30日
吉野家ホールディングスは吉野家、はなまると連名で、アルバイト採用の一部を委託していたApplyNowへの不正アクセスにより、2022年4月11日から2024年6月30日までに応募した人の情報が漏えいしたと公表しました。件数は吉野家4,998件、はなまる368件で、氏名(カナ)、メールアドレス、電話番号、生年月日、性別、一部の人の住所、職業です。採用担当の従業員のユーザー名や暗号化されたパスワードなど418件も含みます。9月7日に分析ツールのデータベースから一部データが出力されたと確認されました。
これらは契約終了後に消されると考えていたものの、ApplyNowのデータベースに残っていたと説明しています。9月16日にApplyNowから連絡を受け、9月21日に個人情報保護委員会へ報告しました。二次被害は確認されておらず、自社システムへの不正アクセスもないとしています。
対象者には10月1日以降にメールで知らせ、委託先の管理や監査、SaaS導入時の審査を見直すとしています。
出典不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせとお詫びPDFwww.yoshinoya.com
続報2026年10月9日
ApplyNowは、9月9日のお知らせに追記し、その後の調査で個人データの漏えいが事実として確認されたと公表しました。それまでは漏えいした「可能性」としていました。
対象は約39万人で、うちApplyNow Signの利用者が約3万人です。Interview CloudとApplyNowでは、一部の人について生年月日、性別、住所、職業も漏れた項目に含まれます。件数は外部機関の調査結果で確定させるとしています。9月9日以降の経緯として、9月11日に企業ユーザーの管理画面パスワードを強制的にリセットし、9月14日・16日に利用企業・自治体へ通知、9月18日に外部専門機関の調査を始め、9月19日から対象の応募者への通知を始めたと説明しています。
不正アクセスに使われたアカウントの無効化とデータベース接続情報の更新も行いました。個人情報保護委員会には速報を出しており、確報は10月下旬の予定です。契約が終わった企業・団体の応募者情報は調査後に協議して削除し、詳しい調査結果は10月末ごろに公表するとしています。
出典当社サービスをご利用いただいているお客様への重要なお知らせとお詫びapplynow.co.jp
影響を公表した組織(3)
この事故で影響を受け、自分で公表した組織です。組織ごとの件数や対応は、それぞれのページにあります。
出典
正しい情報については、リンク元の一次情報を必ず参照してください。
このサービスを使っていた方へ
- 1会社を名乗るメールが来ても、リンクは開かず公式サイトから確かめてください。
- 2知らない番号からの電話や SMS、届いた覚えのない郵便に気をつけてください。
- 3口座の入出金を確かめ、気になる動きがあれば銀行に連絡してください。
- 4身に覚えのない契約や口座が作られていないか、確かめてください。
- 5会社からの個別の連絡と問い合わせの窓口は、公式のお知らせで確かめてください。
誤りや続報のご連絡
掲載内容の誤りや続報の情報は、お問い合わせフォームより受け付けております。内容によっては、回答までにお時間をいただく場合がございます。