川崎市教育委員会がホームページに載せた会議資料で、個人情報を隠すマスキングの加工が不十分で、操作すれば読める状態でした。2013〜2025年度の資料64件で、請願書の提出者や署名者など71人分の氏名や住所などが判読できました。
事故の概要
- 漏れたもの
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- 勤務先・所属
- その他
- 件数
- 71件64件の資料で71人分(請願書等の提出者26人、署名者40人、文化財指定の申請者5人)
- 誰の情報か
- 利用者(会員・顧客)
- 状態
- 確定
- 原因
- 設定の誤り
- ドメイン
- city.kawasaki.jp
経緯
- 検知4/6
- 初動対応4/7
- 公表6/3
- 続報7/24
- 調査結果—
- 再発防止策—
検知2026年4月6日
外部の人から、3月13日開催分の教育委員会会議資料で、請願書などの個人情報が一定の操作で読めると指摘を受けました。
出典教育委員会会議資料のホームページ掲載における不開示情報のマスキングの不備についてPDFwww.city.kawasaki.jp
初動対応2026年4月7日
2013〜2025年度の請願書関係の会議資料のうち、個人情報が読める状態の48件をホームページから削除しました。4月9日には国立国会図書館に保存資料の利用制限を依頼しています。
出典教育委員会会議資料のホームページ掲載における不開示情報のマスキングの不備についてPDFwww.city.kawasaki.jp
公表2026年6月3日
市ホームページの教育委員会会議資料で、マスキングの加工が不十分なため、操作すれば個人情報が読める状態だったと公表しました。4月6日の外部からの指摘を受けて2013〜2025年度の資料を調べ、64件の資料で71人分を確認しました。内訳は、請願書・陳情書のとりまとめ役26人(氏名、住所、電話番号、印影、所属)、署名者40人(氏名、住所)、文化財指定の申請者5人(氏名、住所、電話番号、印影、生まれ年)です。
4月7日以降に該当資料を削除し、加工し直して4月17日と5月12日に再掲載しました。国立国会図書館の保存資料にも利用制限をかけ、5月26日〜6月2日に対象者へ電話と文書で謝罪しています。被害は確認されていません。
原因は、担当者が適切な加工方法とリスクを理解しておらず、掲載の決裁でも確認していなかったことです。今後はマスキングが要らない形で資料を作ることを原則とし、例外の場合は処理方法の明確化と決裁時の確認を徹底するとしています。
出典【報道発表資料】 教育委員会会議資料のホームページ掲載における不開示情報のマスキングの不備についてwww.city.kawasaki.jp
続報2026年7月24日
本件を受けて総務企画局が5〜6月に庁内のマスキング不備を調べた結果を公表しました。報告は19件で、うち個人情報が操作で読める状態だったものが3件(別途発表)、著作権関係が1件、問題のないものが15件でした。いずれも差し替えや削除をし、国立国会図書館にも利用制限を依頼しています。
原因は教育委員会の件と同じく担当者の理解不足と決裁時の確認漏れだとし、全職員向けの研修や庶務課長会議を通じて適切な処理方法を周知するとしています。
出典川崎市ホームページ等におけるマスキング処理の不備に関する調査結果についてPDFwww.city.kawasaki.jp
出典
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