月ごとの事故
- 10月416件ソースネクスト株式会社(2,252万件)、株式会社アドベンチャー(1,464万件)ほか414件
- 9月80件株式会社Helpfeel(2,362万件)、タイムズモビリティ株式会社(パーク24グループ)(660万件)ほか78件
- 8月103件株式会社Eストアー(2,336万件)、株式会社イエローハット(180万件)ほか101件
- 7月93件株式会社EPARKリラク&エステ(2,218万件)、株式会社ムラウチドットコム(772万件)ほか91件
- 6月119件九州電力送配電株式会社(1,354万件)、KDDI株式会社(1,223万件)ほか117件
- 5月65件CKCネットワーク株式会社・株式会社学参(72万件)、浦添市(12万件)ほか63件
- 4月71件株式会社2りんかんイエローハット(318万件)、株式会社CAMPFIRE(23万件)ほか69件
- 3月89件日本テレネット株式会社(104万件)、株式会社メディカ出版(64万件)ほか87件
- 2月65件株式会社穴吹ハウジングサービス(21万件)、学校法人日本医科大学(13万件)ほか63件
- 1月50件株式会社スマレジ(14万件)、合同会社coastline(11万件)ほか48件
2026年の個人情報漏えい事故のまとめ
2026年は、会員サイトやアプリへの不正アクセスで、数百万人から数千万件規模の事故が相次いでいます。開発用の環境や外部のサービスの認証情報、保守用の接続口など、ふだん目の届きにくいところが入口になる例も続いています。年の途中のため、数字は今日までに公表された事故から数えています。
- 公表された事故1151件
- 公表された件数の合計27,421万件
- 100万件を超えた事故44件
- 漏えいが確かめられた事故319件
表示の内訳
この年の傾向
- 1
会員サイトとアプリへの大規模な不正アクセス
2026年は、会員サイトやアプリから、数百万件を超える情報が持ち出される事故が相次いでいます。
6月のアフラック生命保険では、契約者向けのサイトなどが不正アクセスを受け、約440万人分が漏えいしました。うち約22万人分は口座の情報を含みます。金融庁は報告を求める命令を出しました。4月の2りんかんでは、アプリのAPIを悪用され、アプリのIDとパスワードを含む会員約318万人分が取得されています。
7月以降も、画像共有サービスのGyazoでは、画像をアップロードするサーバーの弱点を突かれ、利用者に関わるデータ約2,362万件が持ち出されました。ムラウチドットコムでは約771万件の漏えいが確定し、カーシェアのタイムズカーでは会員約660万アカウントが対象になりました。タイムズカーでは、このうち約160万アカウントで運転免許証などの画像も漏れています。
気をつけたいことアプリのIDとパスワードが漏れた2りんかんのように、ログインの情報そのものが対象になる事故もあります。漏れたサービスと同じパスワードを使っているサービスは、すぐに変えてください。
- 2
開発用の環境と、残っていた認証情報
2026年は、開発用の環境や、消し忘れた認証情報が入口になった事故が続いています。
CAMPFIREでは、開発に使うサービスの認証情報が流出したことが起点になり、225,846件が漏えいしました。阿波銀行では、廃止されずに残っていたテスト用の環境から入られ、延べ27,745件が対象になっています。マイナビも、利用していたクラウドへの不正アクセスで約11万件を公表しました。
VOISINGでは、社内で使う分析ツールの既に知られていた弱点を、修正を当てる前に突かれています。
気をつけたいことどれも会社の内側の管理で防げた事故で、利用者の側でできることはほとんどありません。会社が出す原因と再発防止策の続報は、事故のページに載せていきます。
- 3
VPN機器と保守用の接続口
2026年は、病院や国の機関でも、保守のための接続口から入られました。
日本医科大学武蔵小杉病院では、医療機器の保守に使うVPN装置から入られ、ナースコールのサーバーから患者約13万人分の情報を盗まれました。9月にはデジタル庁が、政府の共通の業務基盤でVPN機器の弱点を突かれ、保守の担当者のアカウントを悪用されたと発表しています。対象は約24.6万件です。
気をつけたいこと医療や行政の情報は、自分で使うサービスを選べません。病院や役所から漏えいの知らせが届いたときは、知らせにある窓口に問い合わせてください。
関連する事故 - 4
広い業種に及ぶランサムウェア
ランサムウェアの被害は、2026年も業種を問わず続いています。
被害を受けたのは、出版(メディカ出版、約64.1万人分に漏えいのおそれ)、不動産の管理(穴吹ハウジングサービス、松山市営住宅の入居者を含む207,773件)、病院、大学に及んでいます。
気をつけたいこと市営住宅の入居者の情報が対象になった穴吹ハウジングサービスのように、直接の取引が無くても、管理を任された会社から漏れることがあります。
- 5
外部との連携と、設定や不具合による表示
2026年も、攻撃ではない仕組みの不具合や、外部との連携から漏れる事故が起きています。
スマレジでは、アプリのマーケットで提供されていた外部の会社のアプリから、136,346件の氏名などが流出しました。みずほ銀行では、委託先のさらに先の会社で記録媒体がなくなっています。
攻撃ではない事故もあります。My SoftBankでは通信を中継する仕組みの不具合で、ほかの人の情報が表示されました(2,019件)。エバラ食品では表示を速くする仕組みの設定に不備があり、最大557件が対象になりました。
気をつけたいことほかの人の情報が画面に出たときは、その画面を広めずに、会社の窓口に知らせてください。
それぞれの事故の出典(当事者の発表)は、事故のページに載せています。
主な事故
この台帳に載せている事故(一次情報があるもの)から数えています。国内のすべての事故ではありません。